アート

芸術新潮に続いてBRUTUSも大友克洋の特集を組んでいる

「芸術新潮」が大友克洋の特集を組んで完売店が相次いでいるが、明日4月2日発売の「BRUTUS」4月15日号(No.729)も大友克洋の特集を組んでいる。その名も「大友克洋、再起動。」...BRUTUS (ブルータス) 2012年 4/15号 [雑誌]出版社/メーカー: マガジンハウス…

生誕100年記念写真展 ロベール・ドアノー(東京都写真美術館)

ロベール・ドアノーは、生来の自由な精神と類まれな洞察力で日常の小さなドラマをとらえ、"ドアノー劇場"とでもいうべき独自の世界によって写真史上に大きな足跡を残しました。稀代の演出家ともいえるドアノーが作り出した軽妙洒脱な人間ドラマは、忌憚のな…

幻のモダニスト 写真家堀野正雄の世界(東京都写真美術館)

日本の近代写真の成立と展開を語る上で欠かすことのできない、新興写真の旗手として知られる堀野正雄(1907-1998)。その強烈なまでの個性に満ちあふれた作風により、写真家としての名前は知られていますが、実際の活動の軌跡と評価、位置づけは不十分なもの…

大友克洋が帰ってくる。「芸術新潮」大特集、GENGA展に、少年誌で連載開始も

芸術新潮 2012年 04月号 [雑誌]作者: 大友克洋出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/03/24メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (15件) を見る 発売中の芸術新潮4月号(新潮社)では「大友克洋の衝撃」と題し、60ページ以上にわたり…

生誕100年 ジャクソン・ポロック展(国立近代美術館)

米国の現代アーテイスト、ジャクソン・ポロックの企画展。作家の変遷がわかる。しかし、ポロックの最高傑作といわれる「インディアンレッドの地の壁画」はイランのテヘラン現代美術館の所蔵なのだな。米国を代表する現代アートの傑作を所蔵するのは、いまや…

2011年の美術品落札総額。ピカソを抜き、中国の張大千がトップに

2011年に全世界で行われた美術品競売で、制作者別の落札額合計で首位の常連だったピカソ(スペイン)に代わり、中国の画家、張大千が初めてトップとなったことが明らかになった。美術品情報大手アートプライス(本社パリ)のエールマン最高経営責任者(CEO)…

ニューヨークの美術館。MoMAは1割減、メトロポリタンは過去最高と明暗

米ニューヨーク近代美術館 (MoMA)の入館者数が昨シーズンに11%減少し約280万人となった。東欧出身のアーティスト、マリーナ・アブラモビッチによる長時間にわたって体を動かさないパフォーマンスや映画監督のティム・バートンのデザイン画などの展覧…

ギリシャの国立美術館からピカソの絵が盗まれる。ストで警備が手薄だった...

ギリシャ警察は9日、首都アテネの国立美術館で同日早朝、ピカソの1939年の油彩画「女の頭部」を含む絵画3点が何者かに盗まれたことを明らかにした。「女の頭部」は、第2次大戦中にギリシャ国民がナチス・ドイツに抵抗したことを評価したピカソが49…

アサヒビール大山崎山荘美術館

大阪の実業家、加賀正太郎が建てた洋館の山荘と、安藤忠雄設計による新館からなる美術館。JRの山崎駅から歩いて行くと、踏切をわたり、急坂を登って行くと、この山荘にたどりつく。このアプローチも、庭も、山荘も素晴らしかった。展示物もいい。そして安藤…

MOTコレクション「木の時間、石の時間」「特別展示:淺井裕介」など(東京都現代美術館)

東京都現代美術館では、およそ4000点におよぶコレクションを核として毎回テーマを設定し、戦後・現代美術の魅力を多角的にご紹介しています。今期は、当館の絵画コレクションをご紹介する「布に何が起こったか?|1950-60年代の絵画を中心に」と、彫刻・絵画…

ゼロ年代のベルリン展(東京都現代美術館)

1989年の壁の崩壊後、ベルリンは変化を続け、政治、経済、文化の実験場として世界の注目を集めてきました。ゼロ年代、ベルリンは世界の中で、アーティストを最も魅了するホットな都市となっています。そこではゆるやかなソーシャルネットワークがつくられ、…

ウィーン工房 1903-1932(汐留ミュージアム)

ウィーン工房は1903年、ウィーン市の小さなアパート3部屋で、建築家のヨーゼフ・ホフマンとコロマン・モーザー、そして財政的な後ろ盾ともなった実業家のフリッツ・ヴェンドルファーの3名がはじめた企業です。建築から、インテリア、家具、照明や食器にいた…

9億円近い値段で落札された中国の名画が実は学生による贋作だった?

中国の代表的な著名画家、徐悲鴻(1953年死去)が描いた油絵として昨年6月の競売で7280万元(約8億8千万円)で落札された作品が、教育省直属の高等美術学校、中央美術学院の元学生が描いた練習作品だったとの疑惑が広がっている。17日付の中国…

アントニオ・ブランコ美術館 The Blanco Renaisance Museum

「バリ島のダリ」といわれるアントニオ・ブランコの美術館。マイケル・ジャクソンまでアートに登場する個性豊かな作品群を持ち、建物自体もかなり個性的な美術館だが、ちょっとハッタリも感じてしまう。まあ、ダリもハッタリ豊かな芸術家だったが。ネカ美術…

ネカ美術館(バリ島) Neka Art Museum

バリ島ウブドにある美術館。これが想像以上に良かった。伝統的なバリ島芸術が欧州の影響を受けて進化してきた過程がわかる。欧州の文化を単純に真似るのではなく、自分の中に吸収し、自分たちのスタイルに昇華していったところがすごい。ウブドスタイルも現…

ケチャダンス(バリ島・ウルワツ)

ウルワツの夕陽をバックにした野外劇場で、インドネシア・バリ島名物のケチャダンスを見る。男声合唱の集団が歌う中で、劇が繰り広げられる。これがなかなか面白かった。ヒンズー神話が題材になっており、魔王に囚われた王妃を白い猿が救うのだが、この猿が…

高知県四万十町に海洋堂のフィギュアを集めた「へんびなミュージアム」がオープン

お菓子のおまけなどのフィギュア制作で知られる海洋堂(大阪府門真市)のフィギュア約1万点を展示した「海洋堂ホビー館四万十」が9日、高知県四万十町に開館した。海洋堂の創業者で、海洋堂ホビー館の宮脇修館長(83)は「四万十をフィギュアの聖地にし…

サグラダ・ファミリアで放火による火災

スペインからの報道によると、同国北東部バルセロナにある同国の建築家ガウディの代表作、サグラダ・ファミリア(聖家族)教会(世界遺産)で19日、火災が発生、見学中の観光客らが避難する騒ぎとなった。火は間もなく消し止められ、けが人はなかった。教…

東日本大震災余波。ムーミンの来日も中止になってしまった...

東日本大震災の影響で、海外の美術品を借りる展覧会の中止が相次いでいる。▼岡山県立美術館も22日から予定していた「トーベ・ヤンソンとムーミンの世界展」を中止。童話「ムーミン」の原画など約130点をフィンランドの博物館から借りるはずが、「日本で…

「なぜ、これが傑作なの?」(ブリヂストン美術館)

ブリヂストン美術館の現在の企画展は「なぜ、これが傑作なの?」という面白いタイトル。どんな内容の企画展かというと... 1980年、サザビーズのオークションで、パブロ・ピカソの《腕を組んですわるサルタンバンク》を当館が落札したとき、多くの人々が驚き…

アイ・ウェイウェイの身柄拘束は経済犯罪の容疑のため? ホント?

新華社は6日、中国の警察当局が拘束中の著名な現代芸術家、艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏について、経済犯罪の容疑が持たれていると報じた。報道では、警察当局が艾氏を経済犯罪の疑いで調べているとだけ短く伝え、詳細については触れていない。これに対…

中国の現代芸術家、アイ・ウェイウェイが拘束される

中国の著名な現代芸術家で、活発な政府批判でも知られる艾未未(アイ・ウェイウェイ)氏が3日、北京国際空港で香港行きの飛行機に乗ろうとしたところ、出入国管理局の当局者に拘束された。助手の話としてAP通信などが伝えた。艾氏は自由な表現活動のため…

高松市美術館

高松市にある小ぶりな市立美術館。イサム・ノグチの作品があると、旅行パンフレットに書いてあったのが、常設展の入り口のところにひっそりとあった。直島の美術館を見た後だと、インパクトが弱いが、個性を出すためか、現代アートを集めているところは安逸…

直島銭湯「I♥湯」

アーティスト・大竹伸朗が手がける実際に入浴できる美術施設。直島島民の活力源として、また国内外から訪れるお客様と直島島民との交流の場としてつくられたこの銭湯は、クリエイティブ集団grafの設計協力を得て、外観・内装はもちろん、浴槽、風呂絵、モザ…

ベネッセハウス・ミュージアム(直島)

「自然・建築・アートの共生」をコンセプトに、美術館とホテルが一体となった施設として、1992年に開館しました。「ミュージアム」、「オーバル」(1995年)、「パーク」「ビーチ」(いずれも2006年)の4棟からなり、全て安藤忠雄の設計によるものです。美術…

李禹煥美術館(直島)

現在ヨーロッパを中心に活動している国際的評価の高いアーティスト・李禹煥と建築家・安藤忠雄のコラボレーションによる美術館です。半地下構造となる安藤忠雄設計の建物のなかには、李禹煥の70年代から現在に到るまでの絵画・彫刻が展示されており、安藤忠…

地中美術館(直島)

地中美術館は、「自然と人間を考える場所」として、2004年に設立されました。館内にはクロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が安藤忠雄設計の建物に恒久設置されています。アーティストと建築家とが互いに構想をぶつけ合いなが…

家プロジェクト(直島)

家プロジェクトは直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。宮島達男による「角屋」(1998年)に始まったこのプロジェクトは、現在、「角屋」「南寺」「きんざ」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」の7軒が公開されています。現在も生…

帰ってきた江戸絵画 ギッター・コレクション展(千葉市美術館)

アメリカ・ニューオーリンズのギッター・コレクションは、個性溢れる日本美術コレクションのひとつとして知られています。カート・ギッター博士は、1963年から65年までの日本滞在を機に、日本美術の蒐集を始めました。日本美術の持つ「純粋で、シンプルで、…

「カンディンスキーと青騎士展」(三菱一号美術館)

三菱一号美術館に「カンディンスキーと青騎士展」を見に行く。お目当てのカンディンスキーも良かったが、それ以上にフランツ・マルクやカンディンスキーの愛人だったガブリエーレ・ミュンターの作品に刺激を受ける。マルクの描いた虎や牛の絵は、その色彩と…