メゾン・ド・ヒミコ

メゾン・ド・ヒミコ [DVD]

メゾン・ド・ヒミコ [DVD]

 ゲイの老人ホームを舞台に、ゲイの父と娘、そして父の恋人の三角関係。甘く感傷的に描こうと思えば、いくらでも描けるところをストーリーも映像も抑制して描く。父が田中泯、娘が柴咲コウ、恋人がオダギリ・ジョー。この3人がいい。柴崎がイモ姉ちゃんというか、冴えない女性なんだが、哀しくて、切ない。柴咲コウっていいなあ。味のある映画だと思ったら、監督の犬童一心と脚本の渡辺あやは「ジョゼと虎と魚たち」のコンビだった。なるほど、この2人は良い映画をつくるなあ。
【参考】
オフィシャルサイト
 http://himiko-movie.com/
Wikipediaで見ると
 wikipedia:メゾン・ド・ヒミコ

サハラ-死の砂漠を脱出せよ

 クライブ・カッスラーの「ダーク・ピット」シリーズの映画化。正直、あまり期待していなかったのだが、意外と面白くて、見てしまった。最後まで一気に突っ走るジェットコースター・ムービー。主演のマシュー・マコノヒーは、マーロン・ブランドポール・ニューマン系列の美男俳優さんで、この筋には「LOST」のソーヤー役のジョシュ・ホロウェイとか、いるなあ。ただ、それよりも何よりも、この映画の魅力はアクションとペネロペ・クルスだなあ。で、脇を固めるスティーブ・ザーンとか、ウィリアム・H・メイシーが良いなあ。メイシーは、いつも頼りない、情けない役が多いが、今回は「提督」だった。