チリで巨大地震。日本まで津波がやってくる?

米地質調査所(USGS)によると、チリ中部の都市コンセプシオン北方で27日午前3時34分(日本時間同日午後3時34分)ごろ、マグニチュード(M)8.8の巨大地震が発生した。バチェレ大統領は78人が死亡したことを確認、「この規模の地震では死者はさらに増える」と悲観的見通しを示す一方、国民に平静を保つよう呼び掛けた。チリ沿岸部には津波が押し寄せ、M6.9を含む余震が続いた。

 ハイチに続いて、チリで大地震。テレビ・ニュースを見ていたら、日本まで津波が押し寄せてくる可能性があるという。すごいな。

ワールド・オブ・ライズ

 レオナルド・ディカプリオラッセル・クロウ主演、リドリー・スコット監督で、中東での対テロ情報戦争を描く。クロウが体重を増やして、米国中心主義で、いかにも嫌われる独善的アメリカ人を演じている。ディカプリオは、中東を(イスラムの女性も)愛してしまう役柄。ヨルダンの情報機関のトップが、マーク・ストロング。クールな役。展開はスピーディで、よく出来ているんだけど、この手の映画では、やはり「シリアナ」のほうが優れている。まあ、娯楽映画で、味付けとして中東に対する良心の呵責なんだろうけど、中東の状況に理解を寄せる風を装いつつ、でも、どこかハリウッド的なんだな。ディカプリオもいいんだけど、「ブラッド・ダイヤモンド」のほうが深みがあった。
 「スパイ・ゲーム」の監督もリドリー・スコットかと思ったら、こちらは弟のトニー・スコット。兄弟で、スパイ物を作っているんだな。で、CIAの先輩がロバート・レッドフォードだと信頼できて、ラッセル・クロウだと、同じCIAにいても敵か味方か、わからないということか。