「ヒミズ」に主演した染谷将太と二階堂ふみがベネチア国際映画祭・新人俳優賞をアベック受賞

イタリアで開かれた第68回ベネチア国際映画祭で、コンペティション部門の各賞が決まり、日本映画の「ヒミズ」に主演した俳優の染谷(そめたに)将太さん(19)と二階堂ふみさん(16)が最も優れた新人俳優に贈られる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」に選ばれた。「ヒミズ」は、古谷実さんの同名マンガが原作。園子温(その・しおん)監督(49)が脚本も手がけており、親から虐待された15歳の男女が、もがきながらも生きる意味を探す異色の青春映画だ。

 撮影前に東日本大震災があったため、設定を震災後の日本に変更した映画として話題になっていたが、ベネチア国際映画祭での評価は高かったらしい。受賞した染谷将太二階堂ふみも既に何本も映画に出ている人。「誰も知らない」でカンヌの最優秀主演男優賞をとった柳楽優弥がほぼデビュー作での受賞だったのに比べると、キャリアを積んでいる様子。ウィキペディアを見ると、二階堂ふみ新垣結衣と同じように「ニコラ」モデル出身らしい。
 公式サイトには「2012年春 シネクイント他全国順次公開」とあるが、この賞をとったことで公開が早まるだろうか。トロント国際映画祭や釜山国際映画祭にも出品されるらしいので、こっちでも賞を狙って、勢いをつけたいのだろうか。
★映画『ヒミズ』公式サイト => http://himizu.gaga.ne.jp/
★グーグルで「染谷将太」を検索すると => google:染谷将太
★グーグルで「二階堂ふみ」を検索すると => google:二階堂ふみ

ヒミズ 1 (ヤンマガKC)

ヒミズ 1 (ヤンマガKC)

 ※原作は古谷実

闘魂・実力派のマー君が強運・優等生の佑ちゃんに勝利

あの夏がよみがえった。楽天田中将大投手(22)と日本ハム斎藤佑樹投手(23)のプロ初の先発対決が実現。06年夏の甲子園決勝で引き分け再試合を演じた2人の“再戦”に、Kスタ宮城は2万人超の満員となった。田中が9回1失点完投で自己最多タイ15勝目を挙げ、チームの連敗を3で止めれば、斎藤は4失点で4敗目を喫したがプロ初の完投。田中は「野球人として幸せ」。斎藤は「これが4年間の差だな」。東日本大震災から半年を迎える杜(もり)の都で、新たな好カードが誕生した。

 当分、この両投手の投げ合いが最も人気の出る野球対決かもしれない。延長戦までもつれ込んだ甲子園の対決の再演。マー君はいまや実績のある投手だが、打って取る佑ちゃんのほうはまだ評価が定まらないところ。しかし、4点は取られたものの、試合を壊さず、8回を投げ抜いたところは立派。甲子園の場合は、弱い方を応援するところがあるので、佑ちゃんがヒーローで、マー君はヒール的な役割だったような感じがするが、プロ野球の大人の世界では、咆哮する闘魂の投手、マー君のほうが受ける。頭が良さ気で、いつも愛想のいい佑ちゃんは、ちょっと官僚タイプに重なって見えてきて、いい子顔ヒールというイメージになってくるような気がする。
田中将大 〜若きエース4年間の成長〜 栄光のマウンド 早実VS駒大苫小牧 はばたけ、佑樹 神宮からプロ野球ヘ 巣立ちゆく息子に贈る母の言葉

Cocco主演、塚本晋也監督の「KOTOKO」がベネチア国際映画祭オリゾンティ賞

イタリアで開催中の『第68回ベネチア国際映画祭』で現地時間10日夕方(日本時間同日深夜)、歌手のCoccoが初主演を務めた『KOTOKO』(塚本晋也監督)が、斬新性と先鋭性のある作品を集めて競われるオリゾンティコンペティション部門の最高賞に当たるオリゾンティ賞を受賞した。

 今年のベネチア国際映画祭、新人俳優賞だけではなくて、オリゾンティ賞も受賞。こちらは、斬新さ、先鋭さを競うコンペティションらしい。内容は、こんな感じらしい。

「KOTOKO」は、沖縄県出身の歌手Coccoさんが主演。物が二重に見え、自傷行為を繰り返すシングルマザーが懸命に子育てをする姿を通して、生きることの難しさやいとおしさを描いた。舞台は東日本大震災後の日本が暗示されている。

 ここでも震災後の日本が暗示されている。震災をきっかけに日本の社会の問題がむき出しになってきている気もするが、どの映画も、そんな世相が通低音をなしているわけか。

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自民党・石原幹事長が「911同時テロは歴史の必然」。ハンチントンの生半可な受け売り?

自民党の石原幹事長は10日、青森県弘前市で講演し、発生から10年を迎える米中枢同時テロについて「産業革命から続いた西欧文明、キリスト教支配に対するイスラム圏の反逆で、歴史の必然として起きた出来事ではないか」と述べた。自身の歴史観を披露したものだが、テロを「必然」と表現したことは不適切との批判が出そうだ。

文明の衝突 民主党も考えない人の失言・暴言ラッシュの政党だけど、自民党だって失言・暴言政党の元祖だから負けてはいない。911同時テロは、キリスト教イスラムの対決の中での「歴史的必然」だと...。ということは、アフガニスタン戦争もイラク戦争キリスト教十字軍で、日本はそちらに参加するという文脈での理解なのだろうか。石原さん、僕はハンチントンの『文明の衝突』もしっかり読んでいるインテリなんだよね、と言いたかったのだろうか。
 しかし、911同時テロからちょうど10年たった今、イスラムによるキリスト教支配層に対するテロは歴史的必然だと、CNNやBBC、あるいは、アルジャジーラの前でも石原さんは主張をするのだろうか。文明の衝突で血が流れるのは必然だと。ニューヨーク、ロンドン、マドリード、ベルリンの人々の前で、そう語れるのだろうか。イスラム圏のカイロ、ジャカルタイスタンブールで同じように主張できるのだろうか。
 この主張、アルカイダイスラム原理主義、米国のティーパーティキリスト教原理主義など対決を望む両極の人々は喜ぶだろうが、融和や和解を望む大多数のフツーの人々は眉をひそめるだろう。で、その歴史的必然の中で、キリスト教でもイスラムでもない石原さんはどちらの側に立つのか。日米同盟だからキリスト教
 しかし、どうして、こんなことを言う人ばかりが政治家の中枢なのだろう。これもまた、日本中枢の崩壊なのだろうか。官僚システムが壊れているのは政治システムが壊れているからで、その政治システムが壊れているのは、そういう政治家を選出した自分たちの責任なのだろうか。

日本中枢の崩壊

日本中枢の崩壊

10日のブンデスリーガ。シュトゥットガルトの岡崎は先制ゴールで勝利に貢献。香川のドルトムントは連敗

 10日のブンデスリーガ。昨年王者のドルトムントはホームにヘルタ・ベルリンを迎えながらも、苦戦。2点リードされ、何とか1点返したものの、そこまで。今季はどうもチームの歯車があっていない。相手のマークがそれだけ、きつくなっているということかもしれない。Goal.comの選手レイティングでは、香川は「5.0」。なかなか良い形でボールが出てこないし、レアル・マドリードに移籍したヌリ・シャヒンの抜けた穴は大きいなあ。ドルトムントが苦しんでいる一方で、バイエルン・ミュンヘンは快走している。
バイエルン圧勝、ドルトムント2敗目=サッカー・ドイツリーグ時事ドットコム => http://bit.ly/pMw5sG
ボルシア・ドルトムントヘルタ・ベルリン 選手レイティング - Goal.com => http://bit.ly/pBHjQM
 一方、シュトゥットガルトでは、岡崎が先発で出場、先制ゴールをあげる。Goal.comの選手レイティングでも、7.0。ただ、前半で交代になったらしい。チームもハノーファーに3−0で勝っている。
岡崎選手 今季2得点目 NHKニュース => http://bit.ly/n0omQQ
シュトゥットガルトハノーファー 選手レイティング - Goal.com => http://bit.ly/qoio4K

世界一観客の集まるサッカーリーグ ブンデスリーガ事情通読本

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シャビ、セスクで先制していたのにバルセロナが負けてしまった

 バルセロナレアル・ソシエダ。シャビとセスクが前半にゴールを決め、これで決まりかと思ったら、バルセロナらしくないミスから追いつかれる。ひとつはキーパーに不用意に戻したボールを奪われてのゴール。後半、メッシ、イニエスタを投入しながらも、形勢を逆転することができなかった。レアル・マドリードが既にトップギアでシーズンに突入しているのに対して、バルセロナは遅れている様子。ちょっと心配。
バルセロナ、セスクが2試合連続ゴールもソシエダとまさかのドロー - サッカーキング => http://bit.ly/p8fOTd

サッカー バルセロナ戦術アナライズ  最強チームのセオリーを読み解く

サッカー バルセロナ戦術アナライズ 最強チームのセオリーを読み解く

女子サッカー五輪アジア最終予選、日本は中国に勝ち、1位突破。もう1チームは北朝鮮に

サッカー女子のロンドン五輪アジア最終予選最終日は11日、中国・山東省の済南市で行われ、日本は後半に田中(INAC)の挙げた得点で1-0で中国を破り、勝ち点を13として6チーム中トップで予選を通過した。日本はすでに3大会連続4度目の五輪出場を決めていた。

 ロンドン・オリンピックの女子サッカー・アジア予選。なでしこジャパン、澤選手ら主力は控えに回り、サブ中心の構成だったが、中国に勝ち、アジア最終予選は1位突破。アジアからのもう1チームは北朝鮮。ワールドカップとオリンピックを連続でとったチームはないらしいから、厳しい戦いになるのだろうな。で、男子U-22もロンドン五輪へ最終予選を突破して欲しいもの。

なでしこ力 さあ、一緒に世界一になろう!

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