「サッカーのことしか知らない監督は、サッカーのことさえ知らない人間になってしまう」

「わたしは昔、かなり高齢の先生に哲学を教わったことがある。当時わたしは、自分に必要な学問は何であるか、いろいろ悩んでいた。彼はある日、わたしに、『サッカーの監督になりたいか?』と尋ねた。わたしが『なりたい』と答えると、彼はこう言った。『サッカーのことしか知らない監督は、サッカーのことさえ知らない人間となってしまうだろう』。

 レアル・マドリードモウリーニョ監督が語る老師の言葉(モウリーニョモリーニョ、2つの表記があるが、どっちなんだろう)。含蓄があるなあ。これはサッカーだけのことだけではないだろう。「サッカー」を「◯◯」にすれば、あらゆる分野で通用する言葉かも。

モウリーニョの流儀

モウリーニョの流儀

寒い...。で、思い出す寒さが身にしみる映画

 寒い...。で、「さむーい」というネガな意味ではなく、見ていて、見も凍るような厳寒型映画を思いつくままに、3本挙げてみると...

八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]

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 やっぱり、日本映画で言うと、これ。「八甲田山」でしょう。演じている人たちも寒かっただろうけど、それが伝わってきた。カメラがちょっと暗いんだけど、それもまたリアリティかも。
 で、海外で言うと、これ...
アイガー北壁 [DVD]

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 これまた寒い寒い。やっぱり厳寒型映画は山岳遭難の映画になってしまうのかもしれない。「運命を分けたザイル2」も同じ登山隊の話なのだが、見ていて、身に染みるような寒さを感じるのは「アイガー北壁」のほうだなあ。
 最後の1本はモダンホラー
シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン [DVD]

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 スタンリー・キューブリックの「シャイニング」。まあ、寒いといっても、最後に、ジャック・ニコルソンが凍ってしまうところだけともいえるが...。

野田内閣が内閣危機管理監を更迭

政府は、内閣官房で危機管理や情報収集にあたる内閣危機管理監と内閣情報官の2人を交代させる異例の人事を発表しました。交代することになったのは、伊藤哲朗・内閣危機管理監内閣情報調査室トップの植松信一・内閣情報官のいずれも警察庁出身の2人です。(略)北朝鮮情勢の行方が定まらない時期での交代に、政府関係者からは、キム・ジョンイル総書記死去の際の対応をめぐる事実上の更迭という見方も出ています

 内閣危機管理監についていえば、問題は北朝鮮だけじゃない。東日本大震災、そして福島原発事故の危機対応も、危機管理監の職務だった。もともと、阪神・淡路大震災の反省から生まれたポストだし、職務の中には「原発事故」も入っている。昨日発表になった事故調査・検証委員会の中間報告でも、官邸の総理執務室と危機管理センターの連絡不備を上げているが、この責任者って本来、危機管理監なのではあるまいか。北朝鮮の金日正死去を「スクープ」できたかどうかよりも、震災、原発事故といった現実化した危機に満足に対応できなかった責任のほうがはるかに重い気がするけど。というか、この震災で、どういう役割を果たしていたのだろう。阪神・淡路大震災の教訓から生まれた内閣危機管理監システムが機能したのかどうか、その検証はどこかがやっているのだろうか。読んでいないだけかな。そうだといいけど。
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会 ・中間報告 => http://bit.ly/t0aDdp
原発事故報告 首相官邸が混乱の一因だった : 社説・コラム (読売新聞)=> http://bit.ly/trabQt
時事ドットコム内閣危機管理監に米村氏=情報官は北村氏 => http://bit.ly/vVaY3p
【やぶしらず通信・関連ログ】
内閣危機管理監内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)って何だろう(3月30日) => http://bit.ly/sU5kHM

首相官邸の決断―内閣官房副長官石原信雄の2600日 (中公文庫)

首相官邸の決断―内閣官房副長官石原信雄の2600日 (中公文庫)