中国家電の波が押し寄せてくる?

 ぶらぶら家電売り場をうろついていたら、120分3本1パック295円(消費税込み)のVHSテープを売っている。ソニーの特価品が3本1パックで445円(同)。原産地を見ると、前者は中国。後者は韓国。ソニーのVHSテープもブランド系の中では一番、安かったのだけど、中国製はそれよりも一段、二段、安い。
 う〜む。先日、行ったコストコもそうだったが、家電分野で中国家電が超格安で上陸してきている。それほど、こだわりのない本当にコモディテイ化した分野の家電製品は、中国勢の価格破壊に席巻されてしまうのかもしれない(自分自身を考えると、VHSテープも今じゃ、ほとんど使っていない。もはやHDDレコーダーとDVDの世界。VHSは人にテープを渡すときの予備用みたいなもの。だから、そんなに画質にもこだわらないし、そう思うとねえ。そんなにスペックは必要ありません)。
 気が付くと、超割安の家電製品は中国製品の世界。自国製品が消えていく。何だか日本も米国みたいな状況になってきたなあ−−なんてことを思いながら、中国製とソニーのVHSを1パックずつ買ってしまう。中国製は一度、試してみてから…、なんて思うところが保守的なんだよね。頭では、どっちのテープも大して変わらないだろうと思っていても、ちょっと試して、と思ってしまうんだな、臆病だから。