第59回・トニー賞授賞式。総合司会はヒュー・ジャックマン

 NHK衛星放送で、トニー賞の授賞式を放映していた。総合司会は、ヒュー・ジャックマンアレサ・フランクリンと「ウエストサイド物語」の「Somewhere」をデュエットしたり、多才だなあ。
 このシーズンは話題作が多かったようで、映画で知っているような人たちが次々と出てくる。ミュージカル部門の作品賞はモンティ・パイソンをミュージカル化した「Monty Python's Spamalot」。演出が、マイク・ニコルズでこちらもトニー賞を獲得。懐かしや、エリック・アイドルが脚本を書いていたが、こちらは受賞を逸した。また、ビリー・クリスタルが「Billy Crystal 700 Sundays」という独り芝居で、Best Special Theatrical Event賞をとっていた。映画俳優のブロードウエイ復帰はトレンドらしくて、ダース・ベイダーの声を演じていたジェームズ・アール・ジョーンズが「黄昏」(映画でいうと、ヘンリー・フォンダが演じていた役柄)、キャスリーン・ターナーが「ヴァージニア・ウルフなんか怖くない」(映画では、エリザベス・テーラー)で主役を張っていた。ふたりとも主演賞候補だったが、受賞には至らず。
 で、面白かったのは、舞台の一場面が紹介された新作ミュージカル「The 25th Annual Putnam County Spelling Bee」。オフブロードウエイからあがってきたそうで、助演男優賞をとっていたが、このDan Foglerというモジャモジャ頭の男優さんが面白かった。受賞スピーチも盛り上がった。また「Monty Python's Spamalot」で、同じミュージカル部門で助演女優賞をとったSara Ramirezという女優さんもなかなかのキャラだった。やっぱり、助演賞の人の方が個性的だなあ。
トニー賞の公式サイト(あ、IBMがスポンサーだ)
 http://www.tonyawards.com/en_US/index.html