参院神奈川補欠選挙は、川口順子・元外相

参院神奈川補選は23日投開票され、自民党新人の川口順子氏(64)=公明推薦=が順調に得票を伸ばし、民主党新人の牧山弘恵氏(41)、共産党元職の畑野君枝氏(48)との三つどもえの女性の戦いを制し初当選した。先の衆院選自民党圧勝、民主が代表を交代して迎えた初の国政選挙での自民勝利だけに、小泉政権の掲げる政府系金融機関統廃合など「改革の総仕上げ」に弾みがつくとみられる。だが、衆院選の大きな争点となった郵政民営化法が既に成立したうえ、衆院選の投票から間もないことから有権者の関心が集まらず、投票率は04年参院選神奈川選挙区の54.48%を大きく下回りそう。

 参院補選でも、総選挙の自民党圧勝の流れは変わらなかったのか。元・外相という大物新人ということもあったけど、民主党女性候補も40代の若さ。しかし、女性、若さということで、流れをつくるという単純な技ではもう通じないということなのだろうな。改革に真っ正面から論戦を挑んで、各論でも歯切れ良く語らないと、振り向いてもくれないということなんだろうな。