ビヨンド the シー

 60年代の人気歌手、ボビー・ダーリンの伝記映画。ケビン・スペイシーが監督・脚本・主演。スペイシーが歌って、踊る。こうしたハリウッド・ミュージカルをやりたかったんだなあ。スタンダード・ナンバーが多いので、楽しいが、一番楽しんでいるのはスペイシー本人のように思える。偉大なる自己満足・自己陶酔映画。でも、音楽がいいので、楽しめます。助演陣も、ボブ・ホスキンスとか、ジョン・グッドマンとか、豪華。ケイト・ボスワース演じるサンドラ・ディーが意外と良かった。ボビー・ダーリンはサンドラ・ディーと結婚していたのか。サンドラ・ディーというのは、見た目だけの中身空っぽの可愛いだけのアイドル系という先入観があったのだが、この映画を見ると、いい人だったんだなあ。映画とは違って、1960年に結婚した後、1967年に離婚しているよう。サンドラ・ディーは2005年2月に亡くなっているが、ダーリンの思い出は悪くなかったらしい。ディーの母親役を演じていたのは、グレタ・スカッキか。映画を見ていたときはわからなかった。
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