ファッショントレンドの先読み術

 「日経MJ」4月28日号に出ていたユナイテッドアローズの婦人服企画ディレクター、小野瀬慶子氏の情報整理術。

 メモ帳とデジタルカメラは常に持ち歩く。気になった店の住所や雑誌で見たブランドなど、「あっ」と思ったことは何でも記録に残す。

 で、

 半年間ため込んだ情報をテーブルに広げ、何が自分の心の琴線に触れたのかを考え、マトリックスに分類し、1カ月掛けてキーワードに落とし込む。

 後者が肝なんだろう。で、新聞も、雑誌も、ネットも、ストリートも、ショールームもまんべんなく目を通している。これもそうだろうな。しかし、それも、どこかで自分の考えたマトリックスに落とし込み、言語化し、さらにキーワードへと凝縮させないと、集めた情報は、単なる「information」の集積に過ぎず、価値を生む「intelligence」には進化しないのだろうな。