NYも、東京も、株式マーケットは大幅安

28日の東京株式市場は全面安。日経平均株価終値は前日比515円80銭(2.85%)安の1万7604円12銭と、2006年6月13日の614円41銭安以来の大幅な下落幅を記録した。前日の海外株式相場の下落を嫌気し、幅広い銘柄に利益確定の売りが出た。先行きの世界経済への不透明感に加え、このところの上昇に対する利益確定の売りが膨らんだ。東証株価指数(TOPIX)も大幅安。2004年5月10日の65.35ポイント安以来の大幅な下げだった。

 東証は全面安。このところの上げテンポが速かったから、ニューヨーク株安の直撃を受けた感じ。ニューヨークはこんな感じ。

27日の米株式相場は急落。ダウ工業株30種平均は5日続落し、前日比416ドル2セント安の1万2216ドル24セントと2006年12月1日以来の安値で終えた。ナスダック総合株価指数は3日続落し、同96.66ポイント安の2407.86で終えた。S&P500種株価指数は5日続落、50.33ポイント安の1399.04だった。三指数の下げ幅は米同時多発テロ後の最初の取引日となった01年9月17日以来の大きさだった。

 米国のほうはどんな感じなのだろう。このNY相場の下げの原因をたどっていくと、中国株の下げに行くらしいから、世界の市場が連鎖している感じ。