長崎市長が撃たれ、重体

17日午後7時50分ごろ、長崎市伊藤一長(いとう・いっちょう)市長(61)が、JR長崎駅前にある同市大黒町の選挙事務所前の歩道で、短銃を持って待ち伏せしていた男に背後から数発撃たれた。伊藤市長は長崎大学病院に運ばれたが、2発が当たっており、心肺停止状態という。長崎県警は男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕するとともに、所持していた短銃1丁を押収した。長崎市では90年1月、当時市長だった本島等氏(85)が長崎市役所玄関前で右翼団体の男に短銃で撃たれ、重傷を負う事件があった。

 銃の恐怖は米国だけの話ではなかった。長崎では、市長が銃撃され、重体。長崎では以前にも市長が銃撃されている。長崎に弾丸の雨が降るのは、やはり、そうした武闘派組織が根付きやすいところがあるのだろうか。どの自治体もトラブルはあるだろうが、県庁所在地で、市長に対する暴力が公然と出てくるのは、ちょっと不思議というか、異常な感じがする。何か、それなりの要因があるのだろうか。