エミリー・ローズ

 悪魔払いで女性が死に、儀式を執り行った神父が裁判にかけられる。神父は過失致死で有罪か、無罪か。医学的に攻める検事の主張も納得できるし、一方、映画は弁護士サイドに立つが、こちらの主張もなるほどというところ。判決は「大岡裁き」のような感じだった。で、結構、怖い映画だった。映像描写と音楽の使い方か。ローラ・リニーはこうした理知的な役が向いている。