中国が報道規制強化

北京テレビによる「段ボール肉まん捏造(ねつぞう)報道」をきっかけに、中国当局報道規制を強めている。複数のメディア関係者によると、事件直後、偽食品摘発や重大事件などマイナス面の調査報道やスクープ報道を禁止する通達が出された。当局は来年8月の北京五輪に向けて報道の規制緩和の方針を打ち出しているが、メディア関係者は「以前より社会問題の報道に対する引き締めが厳しくなった」と指摘する。

 問題は「捏造」なのか、ネガティブな側面をリポートする「調査報道」や「スクープ」なのか。そのあたりが微妙という感じ。ニュースに対する統制を強めたいと言うことなのだろうか。ロシアにしても、中国にしても、ジャーナリズムは難しい。まあ、西側にしても商業的な苦境とか、別の要因から来る難しさはありそうだが。