ブラザー・ハート

ブラザー・ハート [DVD]

　クライブ・オーウェンが高倉健みたいな英国のやくざを演じる映画。故郷の街に置いていてきた恋人がシャーロット・ランプリングで、弟が「楽園をください」で狂気のガンマンを演じていたジョナサン・リース＝マイヤーズ、敵役がマルコム・マクダウェルという面白い組み合わせ。淡々とした映画。でも、サイレンサーを付けた銃を持っているクライブ・オーウェンを見ると、ジェームズ・ボンドが似合うように思える。英国のやくざというのは（映画の中での話だが、ホンモノは知らないし）、米国のマフィアというより、日本のやくざに感覚的に近い。しかし、Clive Owenは日本語の表記が「クライヴ」になっていたり、「クライブ」になっていたりするが、どっちが一般的なのだろう。「V」を「ヴ」と書くのも、結構、趣味だったりする。