市場は相変わらず不安定

29日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落。大引けは前日比274円66銭(1.69%)安の1万6012円83銭だった。28日の米株式相場が大幅に続落したことや外国為替市場で円高・ドル安が進行したことが重しになり、朝方から下げ幅は400円を超え、自動車株や値がさハイテク株など東証1部の9割近い銘柄が値下がりする全面安の展開になった。朝方と後場寄り付きで大きく下げ、1万5800円台前半まで下げる場面があった。その後は外国為替相場の動向に神経質な展開となった。後場に円相場の上昇が一服すると買い戻され、大引けにかけて下げ幅を縮小した。東証株価指数(TOPIX)も続落した。

 株式も為替も揺れている。サブプライムに端を発した金融不安、なかなか消えない。当分、こうした不安定な状況が続くのだろうな。