バブルへGO!!

 バブル時代には全然ノスタルジーがないんだけど、あの時代が懐かしい人も多いんだなあ。そうした社会的な空気がこういう映画を生み出すんだろうなあ。ホイチョイ・プロ自体がバブル時代の空気から生まれたような“文化組織”だったけど、ホイチョイに象徴される人たち、特に30代、40代で大企業系ホワイトカラーにはバブル・ノスタルジーが強いんだろうか。しかし、あの時代は続かないよねえ。米国がバブルに浮かれた狂乱の1920年代と、30年代の大恐慌は、スコット・フィッツジェラルドの小説を残したわけだけど、日本は・・・。残した作品が「バブルへGO!!」だとしたら、寂しいなあ。