麻生内閣発足。復古趣味かしら・・・

麻生太郎自民党総裁が24日午後の衆院本会議で首相に指名され、参院では小沢一郎民主党代表が指名されたが、憲法67条の規定により衆院の指名が優越し、麻生総裁が第92代、59人目の首相に選出された。麻生新首相は直ちに組閣作業に着手し、財務相兼金融担当相に中川昭一・元政調会長を起用、与謝野馨経済財政担当相を再任。少子化対策担当相に34歳の小渕優子・前文部科学政務官を抜てきした。小渕氏は戦後では最年少の入閣となる。麻生新首相は景気対策に重点を置く姿勢を強調した。

 麻生内閣が発足。麻生首相は、プレ小泉、あるいは、さらにそれよりもずっと前のオールド日本に戻したいのだろうか。財務相と金融相の兼務は、大蔵省の復活に見えてしまう。「ALWAYS 三丁目の夕日」の世界を夢みているのだろうか。そうした夢を同じくする、お友だちが集まった内閣になるのだろうか。何だか、すごいことになりそうな気もしてきた。永田町のエリートと霞ヶ関のエリートが指導する日本に、現在の閉塞を突破する「解」があると信じているのだろうか。この閉塞を生み出したのも、同じエリート・システムなんだけど。