米欧、11月に金融サミット開催で合意

ブッシュ米大統領サルコジ仏大統領ら米欧首脳は18日、金融危機に対応する国際的な緊急首脳会合を11月4日の米大統領選後に米国で開くことで合意した。主要国首脳会議(サミット)参加国と、中国やインドなど新興国首脳で構成し、複数回の開催を目指す。深刻化する金融危機を収拾するため、主要国の首脳レベルで異例の政策協調に取り組む。

 フランスのサルコジ大統領が存在感を増しているなあ。ロシア・グルジア紛争でも、金融危機でも、EU議長国としてリーダーシップを発揮している。日本は今年はサミット議長国のはずだけど、外務省のサイトにも以下のように書いているし・・・。

サミットを開催する国が、開催する年の1月-12月の1年間、サミット議長国となります。サミット議長国は、サミット開催に向けた事前の準備会合や、実際の首脳会合、外相会合、蔵相会合の開催のための諸準備及び議事進行を行います。更に、その時々の国際情勢を反映して、必要に応じて緊急会合の呼びかけを行うこともあります。

 これを読むと、やっぱり日本がやはりサミット議長国だよなあ。だけど、サルコジ大統領に比べると、政権を投げ出した福田前首相も、選挙しか頭にないみたいな麻生首相にしても、サミット議長国として、この世界的な非常事態に何もリーダーとしての仕事をしていないような・・・。というか、もう日本は存在しないかのごとく、米国と欧州で、中国やインドまで集めて、サミットを動かしてしまうんだなあ。情けないなあ。でも、何にもしないんだから、仕方がないかあ。でも、サルコジ、スタンドプレーが好きな、ちょっと怪しい政治家かと思っていたら、危機に対応した行動力は評価せざるを得ないなあ。