村上春樹、「私は卵の側に立つ」

イスラエル最高の文学賞エルサレム賞が15日、作家の村上春樹さん(60)に贈られた。エルサレムで開かれた授賞式の記念講演で、村上さんはイスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に触れ、人間を壊れやすい卵に例えたうえで「私は卵の側に立つ」と述べ、軍事力に訴えるやり方を批判した。

 イスラエルのガザ侵攻問題のさなか、エルサレム賞を受賞した村上春樹がどう行動するのかと思ったら、受賞式で文学者としてのスピーチをしていた。立派だなあ。現地に入って発言するほうが単に賞を拒否するよりも文学者としての態度と思えるなあ。文学は「卵」の立場だもんねえ。