ワールドカップ、フランスは1次リーグ敗退

チーム崩壊のフランスが2大会ぶりの1次リーグ敗退を喫した。W杯1次リーグA組フランス―南アフリカは22日、ブルームフォンテーンのフリーステートスタジアムで行われ、フランスは南アフリカに1-2と敗れ、1分け2敗の勝ち点1でA組最下位が決定。指揮官を批判したFWニコラ・アネルカ(31=チェルシー)の追放、それに反発した選手の練習ボイコットなど騒動の末、早々と大会から姿を消した。南アは勝ち点4でメキシコに並んだものの得失点差で及ばず、開催国初の1次リーグ敗退。ウルグアイとメキシコが決勝トーナメントに進出した。

 フランスは南アフリカにも破れて敗退。というか、チームが自壊した末の敗北。選手が批判されているが、いろいろと読んでみると、問題はドメネク監督に指揮を任せていたフランス・サッカー協会にあるのかも。試合後のこんな話もあるし。

南アフリカパレイラ監督は試合終了のホイッスルが鳴ると、フランス側ベンチに歩み寄ってドメネク監督に握手を求めた。ところが拒否され、険悪なムードになった。パレイラ監督は「わたしがフランスチームを侮辱したからだと言われたが、身に覚えがない」と戸惑い気味。ドメネク監督は記者会見で繰り返し説明を求められたが、「ノーコメント」を貫いた。

 かなり変な人みたいな…。2006年のドイツ大会準優勝が評価されているみたいだが、これはジダンのリーダーシップによるところ大という説があるし、2008年のEURO2008も、グループリーグ最下位で敗退している。普通ならばここで監督交代だろうに。それを生き残ったのは政治力なんだろうか。いわば、スポーツよりも、政治に強いタイプなんだろうか。