ワールドカップ準々決勝、スペインがパラグアイをくだす

サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会は3日、準々決勝の2試合を行い、スペインがパラグアイに1─0で勝利し、60年ぶりの準決勝進出を果たした。スペインは前半、押し気味に試合を進めながらも無得点。後半、相手のPKをGKイケル・カシージャスが防ぐと、直後にPKを獲得する。シャビ・アロンソが一度はネットを揺らしたものの、シュート直前にペナルティーエリアにほかの選手たちが入っていたとしてゴールは無効に。やり直しとなったPKも止められた。しかしスペインは後半38分、途中出場のペドロが放ったシュートがポストに当たった後、こぼれ球をダビド・ビリャが沈め、先制。この1点を守り切り、1950年以来のベスト4入りを決めた。準決勝では、この日アルゼンチンを4─0で破ったドイツと対戦する。

 パラグアイも粘ったが、スペインはやはり強かった。しかし、ドイツとあたった場合、どうだろう。今のベスト4の勢いを見ていると、オランダ対ウルグアイはオランダが勝ち抜け、スペイン対ドイツはドイツが抜けだして、1974年の西独大会以来のドイツ(当時は西独)・オランダ決戦となりそうな気が。そして、今回も最後に笑うのはドイツという気が8割、前回の雪辱を期すオランダが若いドイツを接戦で破るような気が2割というのが素人テレビ観戦者としての予想。