韓国の会社員は、書籍より酒席? 日本も同じか

読書の季節が訪れたが、会社員は本よりも酒に多くのお金を使っていることが明らかになった。就職ポータルサイト「キャリア」が最近、会社員1105人にアンケート調査を行った結果だ。 これによると、会社員は本の購入に1カ月に平均3万2000ウォン(約2500円)、酒代には12万6000ウォンを使っている。1カ月の平均読書量は2.6冊、酒の席は5.8回だった。 特に男性の会社員にこうした傾向が目立った。男性は1カ月間に本購入費(2万5000ウォン)の約7倍にのぼる18万2000ウォンを酒代に使っている。

 中央日報のサイトに載っていた韓国のデータ。サラリーマンにとっては、本を読んで教養・知識を積むよりも、酒の席で会社の仲間や取引先との関係を強化することが大切ということなんだろうけど。実際、この理由のひとつとして、読書は会食と違って強制的でないという回答があった。一番、多かった理由は「時間がない」。
 このあたり、日本で統計をとっても、変わらないんじゃないだろうか。ともあれ、会社は、仕事は増え、人は減り、超忙しくなっている。一方で、何だかかんだいっても、接待だ、人脈だ、と宴会世界は続いているし、何よりも、仲間外れにされることが怖いという心理も働き、酒席を断るには勇気がいる。となると、意志の強い人でないと、サラリーマンが本を読む時間は減っていくなあ...。これは日本も韓国と同じだろうな。
 リクルートあたりが調査しているんだろうか。