コンピューターが女流王将を破る

コンピューター将棋ソフトが清水市代女流王将(41)に挑戦する特別対局が11日午後1時から東京都文京区の東京大学で行われ、コンピューターが86手で勝った。将棋のプロが公の対局でコンピューターに敗れたのは初めて。将棋ソフトの実力は年々向上しているが、ついにプロ集団の一角を崩すまでになった。清水女流王将を破ったのは情報処理学会が作った「あから2010」。

 チェスよりも将棋の方が、コンピューターが勝負に勝つのは難しいといわれていたが、ついに女流王将を破るところまで開発が進んできた。次は男性プロとの勝負か。チェスと同じように、いつかは人間が負ける日が来るのだろうが...。
 チェスの世界チャンピオンとスーパーコンピューターの戦いについては、その戦いを記録した本が出ている。将棋の人間対機械の戦いも誰かが記録を残すのだろう。最適任者は梅田望夫さんだろうか。梅田さんは将棋もITも愛しているようだから。

人間対機械―チェス世界チャンピオンとスーパーコンピューターの闘いの記録

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シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代

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