菅内閣の支持率が下降を続けている。読売新聞の調査が出て来た。
読売新聞社が5〜7日に実施した全国世論調査(電話方式)で、菅内閣の支持率は35%となり、前回調査(10月1〜3日実施)の53%から急落した。参院選直後調査(7月12〜13日実施)の38%をも下回り、発足以来最低となった。不支持率は55%(前回37%)で、支持率を逆転した。尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件や円高・デフレの経済情勢、小沢一郎・民主党元代表の「政治とカネ」の問題への対応などで不満が高まり、内閣支持率を一気に引き下げた。菅首相は厳しい政権運営を強いられることになりそうだ。
政党支持率では民主は28%(前回36%)に落ち込み、自民は23%(同16%)に上がった。
それでも自民党が民主党を上回るわけでもない。政治の混迷が深まっていくだけ。
一方、共同通信の調査では...
共同通信社が6、7日に実施した全国電話世論調査で、菅内閣の支持率は32・7%と先月初旬の前回調査47・6%から14・9ポイント下落し、発足以来最低となった。36・6%だった不支持は48・6%に達した。菅内閣の外交を74・0%が評価しないと答え、場当たり的な対中国の外交姿勢などが大きく響いた形だ。政治資金問題を抱える小沢一郎民主党元代表に対し、58・6%が国会の証人喚問を求めた。環太平洋連携協定(TPP)に参加した方がよいとの意見は46・6%で、不参加の38・6%を上回った。
こちらでは3分の1も支持されていないということになる。ただ、政党支持率はこちらの調査でも...
民主党支持率は前回33・9%から28・6%に下落。自民党支持率は25・8%と前回から5・6ポイント上向き、民主党に接近した。今回の結果を受け、野党は菅内閣への追及姿勢を強めそうだ。
これだけ民主党が失点を重ねても、自民党が民主党を超えることができない。両方とも信頼されていないわけで、日本の危機が続いていくことになる。
【追記】
TBSを中心としたJNNの世論調査も出て来た。
内閣支持率、急激なダウンです。今月のJNNの世論調査で、菅内閣の支持率は、先月より20ポイント余り下がって30.3%でした。ひと月ごとの下落幅としては政権交代後最大です。調査はこの土日に行いました。まず、内閣支持率です。菅内閣を「支持できる」とした人は30.3%。一方、「支持できない」とした人は68.1%でした。9月、10月と5割を超えていた内閣支持率は、再び5割を切ったばかりか、先月から20ポイント余りの大幅なダウン。ひと月ごとの下落幅としては民主党への政権交代後最大で、このところ続いた外交問題をめぐる政府の対応への不満が背景にあるとみられます。
こちらは30%。これまで出て来た世論調査の最低かも。
【追記の追記】
NHKの世論調査も出てきました。
NHKが行った世論調査によりますと、菅内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より17ポイント下がって31%で、菅内閣発足以降最も低くなった一方、「支持しない」と答えた人は51%で、支持する人の割合を20ポイント上回りました。NHKは、今月5日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1627人で、このうち63%に当たる1020人から回答を得ました。それによりますと、菅内閣を「支持する」と答えた人は、先月の調査より17ポイント下がって31%で、ことし6月の菅内閣発足以降最も低くなりました。一方、「支持しない」と答えた人は、16ポイント上がって51%で支持する人の割合を20ポイント上回りました。
31%かあ。ここから先、3割を切るのかどうか。小泉首相が去ってからは、首相支持率逓減の法則というか何というか、同じような凋落パターンになってきたなあ。みんな、支持率が1年もたない。
【やぶしらず通信・関連ログ】
代表選後の世論調査に見る菅首相支持率(2010年9月16日)http://t.co/bAlN0ry
内閣改造後も菅内閣支持率は上昇 (2010年9月19日) http://t.co/19bsLGA
菅内閣支持率が64.2%から48.5%に急落(2010年10月2日) http://t.co/rQyzUKF
菅内閣支持率、読売の調査でも66%から53%に低下(2010年10月4日) http://t.co/ClRUNJD
菅内閣支持率、日経、産経両調査ともに急落(2010年11月1日) http://t.co/3kjMTD4