米マーケットウォッチ、過去10年の最優秀CEOにアップルのジョブズ。アップル株の価値は10年で43倍近くに

 ダウ・ジョーンズ系の経済メディア、マーケットウォッチが過去10年の最優秀CEOに、アップルCEOのスティーブ・ジョブズを選んでいた。アップルを復活させ、iPodiTunesiPhoneiPadなどの劇的な大成功を考えれば、当然の結果。数字で、そのパフォーマンスを見ると、すごい。それが以下の部分...

ジョブズ氏はアップルをIT業界のトップ企業にまで押し上げる。同社の時価総額は2850億ドル(約23兆9000億円)で業界トップにランクしている。この金額は、長年のライバル、米ソフトウエア大手マイクロソフトのそれを上回っている。マイクロソフトの現在の時価総額は約2200億ドル。2000年末にアップル株を1000ドル分購入していたとすれば、今では4万3000ドル近くにまで上昇していることになる。

 アップルの時価総額マイクロソフトを上回るなど、10年前には想像もできなかった。倒産寸前といいたいぐらいの苦境に陥っていたアップルの経営陣にジョブズが復帰したとき、まず手を打ったのはマイクロソフトの支援を得ることだった。いま考えると、信じられないような話だなあ。で、2000年末に1000株投資したとすると、いまは4万3000ドル近くになっていると。43倍かあ。
 もし日本から投資していたら、どうなったか。2000年末の円レートは1ドル114円91銭。今からみると、ずいぶん円安。1000ドルということは円にして11万4190円。で、いまは円高が進んで1ドル83円台後半。このところ値動きが激しいので、とりあえず1ドル83円50銭として、4万3000ドルは359万500円。急激な円高に見舞われ、減価したといっても、31.4倍になっている。10年前にiMacと一緒に同じだけアップル株を買っていたら、いまはMaciPhoneiPadも買い放題だったなあ。さらに、100万円投資したら3100万円、400万円投資したら、1億円を超えていたわけか。確かにマーケットサイドから見て、ジョブズは最高のCEOだった。
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