「民主は弱し、官吏は強し」ということだろうか。民主政権下で天下り4240人

民主党政権が「天下り根絶」を掲げる中、2009年9月の政権発足から約1年間で、政府とつながりの深い法人に再就職した中央省庁出身者と現役出向した国家公務員が4240人に上ることが23日、明らかになった。同日、菅首相も出席した衆院予算委員会平将明氏(自民)が、衆院調査局の「最近の天下り・渡りの実態に関する予備的調査」に基づいて質問した。

 日本は法治国家ではなくて、「官治国家」といった人がいるけど、日本は官僚を中心に回っている感じだなあ。官僚政治の打破を叫んだ民主党にしても、役人天国は変わらなかった。だんだん特権階級化していくな。ソ連時代のノーメンクラツーラということだろうか。いまや雇用が最大の財産かもしれないけど、公務員は労働組合もいまだに強いし、役人になれば、安泰という意識が広がっていくなあ。

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)

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ノーメンクラツーラ―ソヴィエトの支配階級

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