財政難のギリシャ、死亡した公務員に年金19億円

ギリシャ政府が既に死亡している公務員約4500人に、年間計1600万ユーロ(約19億円)の年金を支給していたことが明らかになった。複数のドイツ紙(電子版)が6日、ギリシャ紙タネアの報道として伝えた。財政難の同国に対しては、追加金融支援が避けられない情勢で、負担を迫られる欧州諸国からは、ずさんな年金管理に批判の声が上がりそうだ。

 日本でも、死んでいるのに戸籍上は死んでいない高齢者に年金を払っていた「消えた高齢者」事件があったのだから、よその国のことは笑えない。この記事の後段を読むと、ギリシャには、100歳超の一般年金受給者が9000人いて、その生存を確認することになったという。ますます笑えない。デジャブだなあ。どこの国でも起こりうる話なんだろうが、財政規律が緩んだ国だと、その数がニュースになるぐらいの規模になるということか。
東京新聞:消えた高齢者 なぜ?(TOKYO Web) => http://bit.ly/jxmr4A
NHKスペシャル|消えた高齢者 “無縁社会”の闇 => http://bit.ly/mSXC8x

無縁社会

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