やっぱり、東日本から脱出型の「ロングステイ」需要が増えているらしい

国内や海外で長期間滞在して余暇を過ごす「ロングステイ」が東日本大震災発生後、人気を呼んでいる。主な顧客層とされた「アクティブシニア」(60-70代の元気な年配者)に加え、乳幼児を持つ母親ら30-40代のファミリー層からの問い合わせが急増。「地震のない所に行きたい」「子供を被曝(ひばく)から守りたい」などの“震災不安”が理由で、旅行会社などは急激に高まったニーズの対応に追われている。

 東日本大震災の後、福島原発事故の深刻化とともに、外資系は関西に逃れ、お金持ちの人たちや小さな子どもを持ち、余裕のある人は京都、博多などの西日本の名所や海外でロングステイしているという話があった。原発放射能不安や電力不足不安が長期化する中で、脱東日本型のロングステイを生み出しているのだな、やっぱり。関西電力も電力の供給不安を訴えているし、こうなってくると、流れは脱本州かもしれない。国内ならば、北海道、九州、沖縄か。
 しかし、シニアはやはり余裕があるのだろうか。ここでも主役。乳幼児を持つファミリー層はもっと切迫した不安心理で、「余暇」というより「疎開」といったほうがいいような気がする。このニーズ、予想されていたものなのに、旅行業界は後手に回っているのだろうか。地方では空いている賃貸マンションやら、ウィークリーマンションもあるだろうから、そのあたりと組んで、ロングステイ・パッケージをつくってしまうとか、いろいろな動きが出てくるのだろうか。避難型ロングステイよりも被災者の住居を提供することのほうが先だが。
★避難者数、内閣府集計では12万4594人(読売新聞)=> http://bit.ly/ioZJrU

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