中国の江沢民国家主席が死去 <= 誤報だったらしい
中国の江沢民前国家主席が6日夕、北京で死去したことが7日分かった。日中関係筋が明らかにした。84歳だった。遺体が安置されている北京市内の人民解放軍総医院(301病院)では厳戒態勢が取られ、共産党や政府、軍の要人が次々と弔問に訪れている。江氏は1989年から2002年まで中国の最高指導者である共産党総書記を務め、改革開放路線を推進して高度経済成長を実現する一方、貧富の格差拡大を生み出した。次期最高指導者と目される習近平国家副主席の有力な支持者でもあり、江氏の死去は今後の政局や日中関係にも影響を与えそうだ。
昨日ぐらいから香港のメディアが死亡情報を流していたが、その通りだったらしい。この手の情報がまずアングラで流れ、それが香港あたりで表面化するという構図は、中国って今も情報統制の厳しい共産主義国家なのだな、と思わせる。
【追記】新華社は江沢民は死んでいないと...。
新聞が自信たっぷりに報じているので、江沢民死去かと思ったら、中国は否定...
中国国営新華社通信は7日、江沢民前国家主席(84)の死亡説について、権威筋が「全くのうわさである」と否定したと報じた。中国の国営メディアが江氏死亡説について報じたのは初めて。ただ、中国の消息筋は同日、「江氏の容体は深刻な状態にある」と明らかにした。関係者の間でも江氏の容体をめぐる情報が飛び交っている。
危篤状態ではあるけど、死んではいないということだろうか。生きている人間をメディア上で殺してしまった? それとも、当局が隠している? わからない国だなあ。
【追記の追記】香港のテレビは江沢民死亡報道を撤回
江沢民死亡は誤報だった様子。香港のテレビも撤回。
香港のテレビ局ATVは7日、中国の江沢民前国家主席(84)が病死したとする6日の報道を撤回し、江氏や家族らに謝罪するとの声明を発表した。報道が誤りだったとは明言していないが、事実上誤報を認めたとみられる。
産経新聞はどういう判断なのだろう。誤報か、いまも確信があるのか。日中関係筋とは、どういう筋だったのだろう。
★江沢民氏、容体悪化か 当局、ネット検索規制 - 47NEWS => http://bit.ly/q5hXP4
★江氏死去説で情報錯綜、中国で権力継承めぐる憶測に火も - Reuters => http://bit.ly/q0PLdI
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