ついに被災地を除き、アナログ放送が終了。地上波テレビはデジタルに完全移行

地上波テレビは、東日本大震災で被災した東北3県を除く44都道府県で24日正午、デジタル放送に完全移行した。60年近く続いたアナログ放送は終了し、テレビの歴史的な節目となる。ただ一部では地デジ対応が間に合わず、テレビが見られなくなる「地デジ難民」が発生するのは確実。放送局関係者の中には、10万世帯程度が未対応という見方が出ている。

 地デジ完全移行の日がついにやってきた。テレビが映らなくなって慌てているオジイチャンとかオバアチャンとか出ているんだろうな。このところ、テレビは面白くないから、これを機会にテレビをやめてしまうと言っている知り合いもいたけど、どうしただろうか。まあ、テレビを見るにしても、地上波はこのところ、民放は番組に仕込みが目立ち、すべて宣伝みたいになってしまったし(きれいな言葉で言えば、インフォマーシャル化というのかな)、NHKも視聴料を集めるために若い視聴者に媚びているので、地デジ・アンテナは立てずに、CS・BSアンテナだけでいいのかもしれない。地デジ化がテレビを新しい時代に導くのか、むしろテレビはいいや、と思わせてしまうのか。いずれにせよ、ネットの時代は加速するから、放送局の経営は大変だろうけど。

2011年新聞・テレビ消滅 (文春新書)

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