アフガニスタンで「シールズ」が乗ったヘリが撃墜される

アフガニスタン中部ワルダク州で6日未明、国際治安支援部隊(ISAF)のヘリコプターが墜落し、米兵30人と民間人の通訳1人、アフガン兵7人が死亡した。アフガンで一度に出た米軍の死者としては2001年以降最悪。反政府武装勢力タリバーンは、ロケット砲で撃墜したとする犯行声明を出した。▼墜落したのは大型輸送ヘリのCH47チヌーク。死亡した米兵の中には、海軍のエリート部隊「シールズ」のメンバー22人が含まれている。軍当局者によると、その大半は国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害作戦を実行した部隊に属しているが、同一のメンバーではない。

 アフガニスタンで米軍を中心とした国際治安支援部隊が乗ったヘリが撃墜という話までは戦争ではありがちなことと思った。しかし、登場していていたのが米国最強の特殊部隊、ネイビー・シールズとなると、話が変わってくる。シールズの隊員が22人も含まれていたとなると、その損害は大きいだろうし、ビンラディン殺害に対するタリバンの報復ということにもなってくる。ただ、この記事によると、シールズでもビンラディン殺害作戦に参加したのとは別のメンバーらしい。ともあれ、米国債の格下げに続いて、この悲報。夏休み前に、オバマ政権にとって最悪のニュースが続く。

ネイビー・シールズ

ネイビー・シールズ