G7、8日に緊急電話会議。マーケットの様子を見てから、ご相談?
日米欧の先進7カ国(G7)は7日、財務相と中央銀行総裁による緊急の電話会議を8日に開くことで一致した。米国債の格下げ問題や欧州の債務危機を受け、週明けの金融市場が混乱する恐れがあり、対応策を協議する。
何だか、後手後手になりそうだなあ。要するに、マーケットの様子を見てから、相談しましょう、ということなのだろうか。無駄な行動しないように慎重な姿勢とも言えるし、ことが起きてから、考えましょう、というようにも取れる。まあ、明日のマーケットがどうなるのか。とりあえず政府がどう動くのか、マーケットが試してくる可能性もあるけど。いずれにせよ、米国が基軸通貨のドルを持つ通貨発行益(シニョレッジ)によって、何をしようが、どうあろうが、最も低い金利を謳歌できる時代は終わったのかもしれない。それ相応の資金コスト(金利)の負担を強いられるのだろうか。それだけでも大変な変化が起こりかねないが。
【8月8日追記】
さすがに各国とも、問題発生を待つほど無責任ではなかった。アジアのマーケットが開く前にメッセージを送った。
米国債の格下げや欧州の財政不安を受け、日米欧の先進7か国(G7)の財務相と中央銀行総裁は8日早朝、緊急の電話会議を行い、国際金融市場の安定に向けて各国が協調することを確認した共同声明を採択した。
しかし、これが、どのぐらいマーケットに効果を発揮するのかどうかはわからない。
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