ムーディーズ、日本をAa3に格下げ。スペイン、イタリアよりも下かあ...

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、日本政府の格付けを「Ａａ３」に引き下げた。多額の財政赤字と政府債務の増加を背景にこれまでの「Ａａ２」を１段階下げた。格付けの見通しは安定的とした。

　無ディーズが日本を格下げ。あれほどの大震災が起き、原発事故、広範囲の放射能汚染という事態に立ち至っても、危機感が出ない政治状況をみれば、まあ格下げは無理もないかと思うが、他の国の格付けをみると、うーん、という部分も。例えば、Aa2にとどまっているのは、スペイン、イタリア。日本は自国の金融資産に依存しているので、国債が格下げされても、マーケットはそれほどの影響は受けない。一方、スペイン、イタリアは外国に資金を依存しているだけに、基盤は脆弱にみえるけど、そうしたところはカウントしないのだろうか。イタリアのベルルスコーニ首相の変な指導力も、日本と遜色ないように思えるが...。
　一方、Aa3グループには、中国、台湾、サウジなどがいる。まあ、新しい仲間たちの顔ぶれはそんなに悪いものじゃないような気も。ちなみに、韓国、イスラエルは1段階下のA1。もうひとつ下がっても、良いお仲間がいる。まあ、とりあえず、見通しは「安定的」になっているので、ご相席することはしばらくなさそうだけど。
★時事ドットコム：国債格下げに「残念だね」＝菅首相 => http://bit.ly/qHyZtW
★Wikipedia（英語版）には、S&Pやムーディーズなどの格付けリストがある。
　List of countries by credit rating - Wikipedia, the free encyclopedia => http://bit.ly/oDOc6r

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