民主党代表選告示。候補者5人の著作を見ていくと...。こんなもの、あんなものが...

菅直人首相の後継を選ぶ民主党代表選は27日告示された。前原誠司前外相（49）、馬淵澄夫前国土交通相（51）、海江田万里経済産業相（62）、野田佳彦財務相（54）、鹿野道彦農林水産相（69）の5人が立候補を届け出た。2日間の選挙期間を経て、29日に党所属国会議員398人による投票で新代表が選出される運びだ。

　民主党代表選が始まる。立候補したのは5人。この人たちが、どんな本を書いてきたか、調べてみると、こんな感じだった。立候補受付順ということで、まず、前原誠司さん。

日本の成長の突破口はこれだ!―国土交通省成長戦略

　国土交通大臣の時は、ダムとか、日航の再建をめぐるゴタゴタとか、いろいろとあったけど、一国の宰相となったときは、どうなんだろう。外国人献金問題がまた取り沙汰されるのだろうなあ。で、前原さん関連では、こんな本も...

石破茂・前原誠司ほかが集中講義!日本の防衛 7つの論点 (別冊宝島Real)

　アメトーク風に言うと、石破さんも前原さんも「ボクたち軍事大好き政治家」のククリなんだろうか。
　で、続いて、馬渕澄夫さん。こちらは、アマゾンを検索した限りでは著作本はなかった。で、国会図書館で検索すると、雑誌などへの寄稿がいくつか引っ掛かってくる。例えば、文藝春秋2011年1月号のこんな記事...

問責大臣「馬淵澄夫国交相」すべての批判に答える - 国立国会図書館サーチ http://bit.ly/r0bTUX

文藝春秋 2011年 01月号 [雑誌]

　で、こんなインタビュー記事も「日経コンストラクション」2010年12月24日号に...

インタビュー 田中角栄にあこがれて迷わず土木 馬淵澄夫氏(国土交通大臣) (特集 「自分」成長戦略--具体的な目標設定と行動力で自ら道を切り開く) - 国立国会図書館サーチ => http://bit.ly/r2iLPe

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　田中角栄に心酔しているところは、小沢一郎さんと同じなのだなあ。
　3人目は、話題の海江田万里さん。やっぱり燦然と輝くのは、この本...

僕が小沢政治を嫌いなほんとの理由

　いまは、どう思っているのだろう。人の縁の不思議さを感じます。1996年の出版だから、15年の歳月がふたりを変えたのだなあ。というか、ふたりともマキャベリストで、勝つために自分を騙しているのか。で、この他で、目立つのは..

手にとるように税金がわかる本

　もともと税金問題を中心としたマネー評論家として頭角を現してきた人だから、こちらの本の路線が本業なのかも。で、おまけに、海江田さんが、お師匠さんと共作した本は...

野末陳平のマネー相談室―へらそう税金・ふやそう預貯金

　4人目が、野田佳彦さん...

民主の敵―政権交代に大義あり (新潮新書)

　正統派という雰囲気だなあ。で、こんな本も...

国家機能を立て直す

　これまた正統派的雰囲気。真面目そうな人が真面目そうな人たちと一緒になっている。怖いのは、その真面目さが財務省に利用されてしまうことかなあ。真面目な人ほど、官僚システムのダークサイドの魔の手に落ちそうな...。
　そして最後に、鹿野道彦さん。候補者中、再高齢だが、著作は青春時代にさかのぼる。

明日を翔る男たち―闘う自民党青年部 (1982年)

　自民党青年部の本でした。で、国会図書館のデータベースをみると、鹿野さんは新進党の党首選に立候補したこともあって、そのとき、いまはなき「週刊読売」（1997年11月23日号）に、こんなインタビューが出ている。

新進党首選立候補 鹿野道彦代議士「小沢さんは党低迷の責任を取れ」 - 国立国会図書館サーチ => http://bit.ly/oXp7xl

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　今回の代表選では最終的に、小沢さんと組むのではないかといわれているが...。
　みんな、それぞれ歴史があるのだなあ。