野田首相が誕生。戦後3番目の若さ。幹事長には輿石氏内定。意外と、やるかも。

民主党代表の野田佳彦は30日、1885年の初代伊藤博文から数えて62人目、戦後33人目の首相になった。千葉県選出では初の首相で、松下政経塾出身者としても初めて。(略)戦後に限ると就任時54歳3カ月は、最年少の安倍晋三の52歳、田中角栄の54歳2カ月に次いで3番目に若い。

 民主党の野田新代表が首相に選ばれる。戦後3番目の若い首相。安倍首相は若いと思ったけど、田中角栄も若かったのだなあ。で、幹事長は...

野田新総理大臣は、民主党役員人事の本格的な調整に入り、党運営の要である幹事長に、輿石参議院議員会長を起用することが内定しました。(略)野田新総理大臣は、午後4時すぎから民主党本部で、輿石参議院議員会長と、30日で2回目の会談を行い、幹事長への就任を改めて要請しました。輿石氏は、昼すぎの会談では幹事長への就任に難色を示していましたが、最終的に受け入れる考えを伝え、輿石氏の幹事長起用が内定しました。

 小沢一郎氏に近いといわれる輿石氏を幹事長。やるなあ。小沢グループに党を牛耳られるリスクもあるが(幹事長はカネを握るから)、むしろ身近に置くことで動きを封じることになるのかもしれない。ネルソン・マンデラは、敵は身近に置け、と言って、大統領就任後、分離独立派も旧・白人政権の閣僚も大臣として自分の政権に取り込んだが、同じような思想でやっているのならば、野田氏もなかなかの人物かもしれない。一方、これで、どさくさに紛れて、小沢氏の党員資格停止の解除、マニュフェスト原理主義への回帰ということになると、野田政権崩壊だが、幹事長を受けた以上、そう乱暴なことはできないだろうなあ。野田首相、意外と、やる人かも。

自由への長い道(上) ネルソン・マンデラ自伝

自由への長い道(上) ネルソン・マンデラ自伝