野田佳彦新首相が民主党代表選の演説で引用した相田みつをさんの作品「どじょう」が脚光を浴びている。作品集は急きょ増刷が決まり、相田みつを美術館(東京都千代田区)は来館者が急増。思わぬ反響に関係者は驚き、新首相の“泥くさい”活躍に期待を寄せる。
どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ
作品は相田さんが1991年に亡くなる5年ほど前に雑誌で発表された。込められたテーマは「自分を他人と比べない」。収めた作品集「おかげさん」を出版するダイヤモンド社(東京)には代表選後、書店から注文が殺到、社員らは在庫の発送に追われ、30日には5千部の増刷が決まった。担当者は「まったく予想しなかった」と話す。
野田新首相はまず出版業界の需要を創造した様子。民主党代表選の「どじょう」演説はインパクトがあったが、これで、「どじょう」が収録されている相田みつをの作品集が突如、売れ出したという。最近の出版業界は、こうしたイベント型の本がヒットするのだな。問題はどのぐらい持続力があるかで、本屋さんも仕入れに悩むのだろうな。ただ、相田みつをには固定ファンも多いので、それなりに堅いのかもしれない。
で、こちらが上の記事で紹介されていた「おかげさん」
- 作者: 相田みつを
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/02/14
- メディア: 大型本
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『おかげさん』相田みつを作品集特別編 - DIAMOND, Inc.
これはデジタルなので、品切れの心配はなさそう。
アマゾンを見ると、この本にも「どじょう」が収録されているようだった。
- 作者: 相田みつを
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1995/03/01
- メディア: 単行本
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