Cocco主演、塚本晋也監督の「KOTOKO」がベネチア国際映画祭オリゾンティ賞

イタリアで開催中の『第68回ベネチア国際映画祭』で現地時間10日夕方(日本時間同日深夜)、歌手のCoccoが初主演を務めた『KOTOKO』(塚本晋也監督)が、斬新性と先鋭性のある作品を集めて競われるオリゾンティコンペティション部門の最高賞に当たるオリゾンティ賞を受賞した。

 今年のベネチア国際映画祭、新人俳優賞だけではなくて、オリゾンティ賞も受賞。こちらは、斬新さ、先鋭さを競うコンペティションらしい。内容は、こんな感じらしい。

「KOTOKO」は、沖縄県出身の歌手Coccoさんが主演。物が二重に見え、自傷行為を繰り返すシングルマザーが懸命に子育てをする姿を通して、生きることの難しさやいとおしさを描いた。舞台は東日本大震災後の日本が暗示されている。

 ここでも震災後の日本が暗示されている。震災をきっかけに日本の社会の問題がむき出しになってきている気もするが、どの映画も、そんな世相が通低音をなしているわけか。

塚本晋也 COLLECTOR'S BOX 2001-2010 [DVD]

塚本晋也 COLLECTOR'S BOX 2001-2010 [DVD]

ザ・ベスト盤(初回限定盤)

ザ・ベスト盤(初回限定盤)