ムーディーズがイタリア国債を3段階下げ

米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは4日、イタリア国債の格付けを上から3番目の「Aa2」から6番目の「A2」に3段階引き下げたと発表した。また、格付け見通しも「ネガティブ(弱含み)」に据え置き、今後も一段の格下げに動く可能性があることを示唆した。欧州ではギリシャ債務危機が、巨額の公的債務を抱えるイタリアなど他のユーロ圏諸国にも波及するのではないかとの懸念が広がっており、ムーディーズによる同国国債格下げは欧州の信用不安拡大に一段と拍車を掛けそうだ。

 ムーディーズが日本国債を「Aa2」から「Aa3」に引き下げたとき、イタリアが日本より上の「Aa2」にいるのも違和感があるなあ、と思っていたら、いきなりの3段階下げ。ベルルスコーニ首相のセックス・スキャンダルが響いているんだろうか、などと、冗談だけど思ってしまう。しかし、マーケットがグローバル化するなかで、投資の基準として「格付け」のような目安が必要なことはわかるが、ここまで極端に動くのはどうよ、と思ってしまう。安全な投資環境を整えるための仕組みが、投資環境のボラティリティを高めているように思えてしまう。
ムーディーズ、日本国債を「Aa3」に格下げ - MSN産経ニュース => http://bit.ly/qLfXoE

経済は〈格付け〉で動く

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