増税と言いながら、やるなあ。国家公務員も国会議員さんも冬のボーナスは増加!

国家公務員の冬のボーナス(期末・勤勉手当)が9日、支給された。管理職を除く一般行政職(平均35・8歳)の平均支給額は61万7100円で、前年より2万4200円(4・1%)の増額となった。政府は東日本大震災の復興財源を生み出すため、ボーナスの一律1割カットを目指していたが、与野党対立で関連法案の成立が間に合わず、昨年度と同じ3・89カ月分が支給された。公務員の平均年齢上昇もあり、支給額がアップした。

 やるなあ。すごいなあ。国家が破綻すると言いながら、増税路線の税制大綱をまとめるという、その最中にボーナスを増やすのだ。すごいなあ。与野党対立で関連法案が通らないとか、最終的には政治家の責任ということになるのだろうが、財政危機に対する切迫感がないんだろうなあ。財界支配の次は労組支配か何かわからないが、官吏は強し、人民は弱しの構造は敗戦を経ても21世紀になっても変わらないなあ。官吏による、官吏のための増税になってしまうのだろうか。

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)

人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)