日本が韓国に信用格付けで抜かれる日が迫ってきた?

 ウォール・ストリート・ジャーナルの日本版に、こんな記事が出ていた。

フィッチ・レーティングスは23日、韓国の信用格付け「A+」を1?2年以内に引き上げる見通しだとの見方を示した。同社は11月に韓国の格付け見通しを「強含み」に引き上げている。格付け見通しの「強含み」は通常、格上げが1-2年以内に実施されることを意味する。(略)フィッチの格付け基準では、韓国の現在の格付け「A+」の1段階上の格付けは「AA-」とされている。

 フィッチが韓国の信用格付けの引き上げに動き出ししたと。で、日本の格付けはどうなっているかというと...

スタンダード・プアーズ(S&P)は今年1月、日本の発行体格付けをAAからAA─に引き下げた後、その3カ月後の4月にアウトルックを安定的からネガティブに変更して、さらなる格下げの可能性を示唆。フィッチは5月、日本の格付け(外貨建てAA、自国通貨建てAA─)のアウトルックを「安定的」から「弱含み」に変更している。また、ムーディーズは8月、日本政府の債務格付けをAa2からAa3に引き下げた。海外格付機関主要3社が日本国債の格下げに踏み切った場合、シングルA格に転落する可能性が大きい。

 上の記事にあるように、フィッチは格付け引き下げの可能性を示唆している。で、整理すると...
 韓国は「A+」から「AA-」へ向けて強含みの状態。
 日本は外貨建て「AA」・自国通貨建て「AA-」が外貨「AA-」、自国「A+」へ向けて弱含みの状態。
 うーん。格付けで言うと、韓国に格付けで抜かれる日が迫ってきたということか。韓国は北朝鮮情勢が足かせになるのかどうか。で、日本の方は今の政治状況をみると...。日本は堕落論の世界だろうか。まだ堕ちきっていないから、復元力が働かないのだろうか。
★金総書記死去、韓国の格付けにマイナスに作用せず=フィッチ | Reuters => http://bit.ly/ruuFId

堕落論 (新潮文庫)

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