コダック、株価1ドル割れが続き、上場廃止の危機

このまま株価の1ドル割れが続けば上場廃止になりますよ――。米映像機器大手イーストマン・コダックは3日、こんな警告をニューヨーク証券取引所から受けたと発表した。創業130年の写真フィルムの名門だが、デジタル化の波に乗り遅れ、経営破綻(はたん)の崖っぷちに立っている。

 コダックといえば、世界を制した写真フィルム会社だったのに、いまや存在すらも忘れ去られた会社になってしまった。ときどき、ちょっと気になるデジタルカメラを見かけはしていたが、まだニューヨーク証券取引所に上場していたのだ。既に、どこかの会社に吸収されるか、破綻したのかと思っていた。デジタル革命は恐ろしいなあ。かつての名門企業をゾンビにしてしまった。