ギリシャの国立美術館からピカソの絵が盗まれる。ストで警備が手薄だった...

ギリシャ警察は9日、首都アテネ国立美術館で同日早朝、ピカソの1939年の油彩画「女の頭部」を含む絵画3点が何者かに盗まれたことを明らかにした。「女の頭部」は、第2次大戦中にギリシャ国民がナチス・ドイツに抵抗したことを評価したピカソが49年に寄贈したもの。(略)美術館の警備は3日間のストのため手薄になっていた。

 ギリシャ国立美術館からピカソの絵画などが盗まれたという。ギリシャは財政緊縮策をめぐりストが多発しているが、そのために警備が手薄になっていたらしい。国としての機能が麻痺し始めている象徴ともいえる事件なのだろうか。

ピカソ  ――巨匠の作品と生涯  Kadokawa Art Selection (角川文庫)

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