副題に「
カーボンニュートラルハウスの教科書」。どのようにしたらCO2排出ゼロの家をつくることができるかを考えた本。以前、買って、読んでいなかったのだが、読み始めたら、これが面白かった。冷房よりも暖房のほうがエネルギーコストが大きいことは電気代を見ていると実感する。夏は電気量の消費をかなり減らせたが、冬はそうはいかない。窓や断熱材の工夫、室内での風(対流)の作り方次第で、エネルギー消費を変えていけるという話が具体的に議論されており、面白かった。家の作り方次第で、寒冷地でも無暖房ハウスというのもありうるというのは、なかなか刺激的。住宅の素材、暖房の熱源としての木の再評価などというのも、いわれてみれば、そのとおり。ストーブを再評価していいのかも。太陽温水器の再評価もなるほどと思う。
発想の転換が必要なんだなあ。モデルは欧州にあるのかもしれない。