アイパッチ隻眼の女性ジャーナリスト、シリアに死す

シリア政府軍の激しい砲撃が続く西部ホムスで22日、米国人記者のメリー・コルビン氏とフランス人カメラマンのレミ・オシュリク氏が、砲撃に巻き込まれて死亡した。人権活動家や目撃者が明らかにした。(略)コルビン氏は英紙サンデー・タイムズに勤務。2001年にスリランカで取材中、爆発の破片で片目を失明し、それ以降は黒い眼帯を付けるようになった。オシュリク氏は1983年生まれのカメラマン。

 スリランカの紛争取材で片目を失い、海賊のようにアイパッチをした女性ジャーナリスト、メリー・コルビン女史がシリアに死す。危険地域を取材する女性ジャーナリストとしてクリスティアン・アマンプールの先輩のような存在の記者で、BBCニュースを見ていたら、アマンプールがインタビューに答えていた。アマンプールのFacebookには、メリー・コルビンへの追悼コメントともに、一緒に写った写真も出ている*1。英国のキャメロン首相も議会で追悼のスピーチをしていたから、有名ジャーナリストの死は衝撃を与えている様子。
 一方、カメラマンのレミ・オシュリク氏はサイトを持っており、そこにある写真ギャラリーを見ると、エジプト、リビアなど「中東の春」を精力的に取材していたことがわかる。紛争地帯に飛び込んでいく人だったのだな。
★Syria unrest: Reporters' deaths spark Western outrage - BBC News => http://bbc.in/zpCVws
★Marie Colvin - Wikipedia(英語)=> http://bit.ly/x1Zlt3
★メリー・コルビン記者の最後の記事:‘We live in fear of a massacre' | The Sunday Times => http://thetim.es/zE9Vf8
★死亡したカメラマン、レミ・オシュリク(Remi Ochlik)の公式サイト(写真ギャラリーあり) => http://www.ochlik.com/

戦場の女性特派員 (20世紀メモリアル)

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