財政難のギリシャでは、警察が民間の警備を請け負う新事業を始めるらしい

深刻な財政危機に陥っているギリシャでは、公務員である警察官を、多額の現金を運ぶ際の警備など民間の仕事に有料で派遣し、財源の一部とする異例の措置を取ることを決めました。これはギリシャの警察当局が、9日に発表したもので、企業や個人が多額の現金や危険物、それに美術品などを運ぶ際の警備などに警察官を有料で派遣するサービスを、本業に支障が生じない範囲内で行うとしています。

 財政難だと、いろいろな知恵が出てくる...。というか、何でもあり、というか。財政難のギリシャで、警察が警備事業に乗り出すという。人件費やら経費やらの足しにするのだろうか。でも、脱税天国といわれ、賄賂も飛び交い、国家としての規律自体が問題といわれるギリシャだと、組織で動く前に、警官たちが自分たちの副収入として個人営業してしまうんではないだろうか。悪く考えすぎだろうか。財政難だと、何でも起きるのか。財政が破綻した場合、未来の日本では、暴対法で暴力団を排除しつつ、警察が有料で暴力団的業務を代行していたりするのだろうか。

ギリシャ危機の真実 ルポ「破綻」国家を行く (Mainichi Business Books)

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