何だか知らないが、民主党は原発再開へ前のめり...

大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働への理解を求めるため福井県入りした枝野幸男経済産業相は14日、西川一誠同県知事との会談で「原発を今後とも重要な電源として活用することが必要」と明言し、西川知事は評価する姿勢を示した。

 民主党政権が俄然、原発再開に前のめりになっている。信念に取り憑かれるような人たちが多いように見える民主党だが、何が何でも消費税を増税しか財政再建はないと信じているのと同じように、原発を再開しないと日本が滅びるという信念を持ってしまった様子。原発再開へ突進している。安全性はわからいけど、ともあれ原発を動かしたいと言ってくれたほうがわかりやすい気が...。で、野田さん、枝野さんが走っているだけでなく、仙石さんも...
★大飯再稼働:仙谷氏、福井の地元説明会に出席毎日新聞 => http://bit.ly/HRk7bw
★他の原発も再稼働目指す=仙谷氏 - WSJ日本版 => http://on.wsj.com/HRk7Z4
 前原さんも...
★前原氏“夏までに運転再開を” NHKニュース => http://bit.ly/HRkgM0
 ともかく原発は必要で、必要だから安全...という福島原発事故前の原子力村の世界に戻ってしまった気がする。具体的なデータで議論すればいいんだろうけど、ややこしいのは、昨年の事故以来、提示されているデータが信用できるのかどうかさえ、わからなくなってしまったこと。加えて、そのデータの信頼性を検証する第三者機関であるはずの大学やメディアも、原子力村のお仲間で、買われてしまっているのではないかという不信感から、信用できなくなってしまったことだなあ。いはやは...。この混迷も原子力村・産官学報共同体が自ら作り出したもので、身から出た錆だけど。
 しかし、最近の民主党、宗教的信念に基づく原理主義の集団みたいで怖い。影の教祖は霞が関にいるのかもしれないけど...。