沖縄復帰40年。そこで、近刊の気になる「沖縄」本

 米国から沖縄が返還され、日本に復帰して40年。今日は記念式典も開かれているようだが、復帰40年になりながら、沖縄をめぐる問題はさらに深刻化しているということで、新たな本の出版も相次いでいる。そんなわけで改めて沖縄を考える上で、アマゾンを見ていて気になった本。まずは...

沖縄返還の代償 核と基地 密使・若泉敬の苦悩

沖縄返還の代償 核と基地 密使・若泉敬の苦悩

 沖縄返還をめぐる日米秘密交渉の密使となった若泉敬氏をめぐるNHKのルポ。テレビ・ドキュメンタリーも興味深かったが、それが本になった様子。もうすぐ発売だが、テレビ番組以上のものが書き込まれているかどうかは、中身を見てみないと、わからないだろうか。
 さらに...
ドキュメント 沖縄経済処分――密約とドル回収

ドキュメント 沖縄経済処分――密約とドル回収

 経済、通貨から見た沖縄返還。この視点から見たルポはあまり見かけたことがなかっただけに、興味津々。占領下の沖縄の通貨はドルで、それを円にしたわけだから、考えてみれば、大変なことだったのだ。こちらは既に本は買ってあって、これから読むところ。
 で、まだまだ沖縄をめぐる本があるのだが、筆者とタイトルから気になるところはこちら... 沖縄の基地問題というのは多分に朝鮮半島を中心としたアジアの安全保障問題であり、朝鮮半島の有事に対して日本がどのように処するのかという視点を抜きに語れない。戦後、このあたりの問題は、すべてを沖縄に押し付けてきたといっていい。というわけで、「朝鮮半島問題と日本の未来」について姜尚中氏が沖縄で、どのように語ったというのかも気になる。こちらは5月25日の発売予定。
★沖縄復帰40周年で式典 首相「基地負担、早期軽減誓う」日本経済新聞 => http://s.nikkei.com/Jsjxnt