今月から新聞をとるのをやめたら、「Flipboard」の日本語版が大充実で、新聞・雑誌の居場所がますます...

　前々から考えていたのだが、今月から新聞の定期購読（宅配）をやめる。といっても、活字世代なので、２紙とっていたうちの１紙をやめただけで、いったん、やめてみて、寂しくなったら、再購読しようかと思っていたのだが、やめてみると...、寂しくない...。最近、再び、iPadを使うことが多くなって、まあ、iPadでニュースを読めばいいかな、と思っていたのだが、「Flipboard（フリップボード）」に日本語版が登場したことで、iPad環境がさらに進化してしまった。
　最初は、日本語版といっても、アプリのローカライズぐらいで、コンテンツはまだ先の話かと思っていたら、日本語コンテンツの提供も始まる。Flipboardでは、Facebook、Twitter、Google Readerを使えたので、これまでも、そうしたソーシャル・サービスを利用して日本語コンテンツを読んでいたのだが、今回の日本語版登場で、新聞、雑誌などの日本語コンテンツが一気に大充実し、そんな手間をかけなくても、読めるようになった。
　というわけで、ニュースで言えば、朝日、読売、毎日、日経、NHK、ロイター、ブルームバーグ、CNNなどなど。雑誌もPENやら、Casa BRUTUSやらのコンテンツがあり、IT系の情報も充実している。個人的にはサッカー好きなのだが、これも、goal.com、Football Weekly、日刊スポーツ（サッカー）、Soccer Kingがコンテンツを提供し、これをFlipboardのぱらぱらと雑誌を読むような感覚で読むことができる。映画も、映画COMやシネマトゥデイの情報を読むことができる。おお...。
　こうなると、朝の食卓で広げるのは、新聞ではなくて、iPadになってしまった。トイレに持っていくのも、iPad。ベッドの中では、軽いからiPhone。いずにせよ、新聞でも、雑誌でもなくなってきた。うーん。これは新聞、雑誌も大変だ...。コンテンツそのものは新聞や雑誌が提供しているのだから、その意味で情報そのものの強さはあるのかもしれないけど...。ただ、紙のパッケージは必要としなくなってしまったわけで、メディアの商売という点から考えると大変だろうなあ。Flipboard自体は無料アプリだし...。
　といって、コンテンツにカネを払わないというわけでもない。いまや無料で十分という声もあるニュースにしても、自分自身、ウォール・ストリート・ジャーナル日本版（オンライン）にはオカネを払っているし、BBC、CNN、日テレNEWS24などのCS系のニュースもオカネを払って見ている。雑誌にしても昔に比べると、かなり定期購読をやめたけど、オリンパス事件をスクープしたFACTAは購読している。単純に有名な新聞、雑誌だから、オカネを出すというわけではなくなってきたなあ。コンテンツの独自性と質が問われる。情報の価値を吟味される時代だなあ。新聞で残した１紙は最近、紙面刷新していたけど、これを残すべきか否か、ちょっと悩んでしまっている。少なくとも、もう２紙をとることはないなあ。
　ともあれ、Flipboardの進化といい、iPadはコンテンツ・リーダーとしてかなり満足度が向上してきており、我が家の中で今まで新聞や雑誌が占拠していた場所を奪うことになってしまっている。
★FlipboardのiPadとiPhone向け日本語版アプリが登場 - TechClunch JAPAN => http://bit.ly/KfpDWK
★Flipboard公式サイト（英語） => http://flipboard.com/
★iTunesで、Flipboard（iPad用）は...
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