東電・清水前社長が、東電の出資先の子会社の社外取締役に内定したのだとか

福島第1原発事故の責任を取って辞任した東京電力清水正孝前社長が、富士石油社外取締役に内定した。東証1部に上場しているAOCホールディングスは、子会社の富士石油社外取締役に、東京電力の清水前社長が内定したと発表した。東京電力は、AOCホールディングス筆頭株主で、現在、富士石油の取締役を務めている東電の荒井隆男常務も、富士石油の常勤監査役に内定している。

 すごいなあ、東京電力。官僚社会と同じで、最後まで面倒を見るのだなあ。しかし、本当に身内にやさしい会社なんだなあ。国がカネを出して救うのだったら、やはり東電は法的に整理したほうが良かったのだろうか。結局、自分の任期中に、地震津波が起きて、原発メルトダウンしたのは運が悪かったという被害者意識に燃えているんだろうなあ。東電の空気も同じで、かわいそうと思っているんだろうか。福島原発事故の収束も放射能被害もまだ終わったわけではないのに、すごい会社だなあ。こうした人事を引き受けるAOCホールディングスもすごい会社だなあ。日本は縁故社会なんだなあ。再就職するのだったら、東電と全く関係のない会社に行くという話だと思うけど、そうでないところが、哀しいなあ...。一種の天下りだもんなあ...。
★値上げの東電、役員は次々「天下り- 中国新聞 => http://goo.gl/g39FI
AOCホールディングス「当社および子会社の役員の異動に関するお知らせ」=> http://goo.gl/kY8zj

東電国有化の罠 (ちくま新書)

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 ※ これから出る本だけど、読んでみるかなあ...